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2007.11.27

メディウム(3)

さて、前々回前回と壮大なる遠回りをして、やっとここまで来ました。最後に「情報がコモディティ化した中でのマスメディアが選択可能な戦略」について考えてみたいと思います。

とはいえマスメディアと一言でまとめるのもアレなので、話の出発点に立ち返り、ここでは新聞及び新聞社に限定して考えます。

新聞社が選択可能な企業戦略

デフレ経済下、もしくは取り扱い商品がコモディティ化した時に企業が取りうる戦略は、概ね以下の3パターンになるかと思います。(実際は単一手法ではなくてバランスの問題だったり、それぞれが相互に影響を与えることもあるのですが細かい点はスルーの方向で)

  • オペレーショナル・エクセレンス型
  • ブランド・プレミアム型
  • テクノロジー・イノベーション型

◎オペレーショナル・エクセレンス型戦略 これは業務効率を上げる事で相対的優位性を維持する戦略です。有り体に言えば「コモディティ化上等、それを補って余りあるくらい安く上げるもんね」という戦略です。

新聞社でやるならリストラしまくりーの、コスト下げまくりーの、海外ニュースは通信社配信垂れ流しまくりーの、安売りしまくりーの、みたいな事になると思いますが、まー実際は無理でしょうな。この戦略は往々にしてコモディティ化を激化させてチキンレースになるのですが、既得権益の馴れ合い麗しき友情が溢れる業界ですし、何よりプライドと現在の生活レベルが劣化することに、特に耐える事が出来ない人達の集まりですから。

◎ブランド・プレミアム型戦略 名前の通り、ブランド価値を上げるまたは高付加価値を得ることで、同業他社より高い価格でも十分に利益が確保できるだけの売り上げを得る戦略です。Appleや服飾・宝飾系の有名ブランドあたりの戦略といえば分かりやすいですね。

なかなかに魅力的な戦略ですが、ブランド価値なんぞそう簡単に得られる訳がありませんね。(だからこその”ブランド”です)ああそういえば、ある日突然「ジャーナリスト宣言」とかほざいた馬鹿な新聞社がいましたが、アレはこっちの路線を狙ってたのですかね?「それまでは何だったの?」という質問とセットで聞いてみたいものです。

あ、高付加価値方面で「特定層に向けて狭く深いベクトルの情報を配信する」という手はありだと思います。ある種の購入層(一般的に「物好き」とか「変人」と言われる層)は必ず存在するので、そこに向けて必要な情報を配信すれば一定のリターンは見込めます。そういう意味では、しばしば存在自体がネタとして扱われる東スポは、実は戦略として理にかなっていると言えるでしょう。

しかしながら一般紙ではあまり有効な戦略とは言えないので却下です。

◎テクノロジー・イノベーション型戦略 コンピュータ業界におけるインテルやnVidiaのように、飽くなき商品開発により絶対的優位性を保つという戦略です。新聞社に適用するなら記事の品質や信頼性を追求し、クオリティの高い紙面を送り出すことで顧客のニーズを満たし、売り上げに結びつける事になるでしょうか。おお、なんという王道。これで全てが上手くやれそうぢゃないか。

この戦略を選びますか? ・はい→14へ行け ・いいえ→続きを読め

残念ながらこの戦略は最もハイリスクなものです。

そもそも新聞社のビジネスモデルは「事実を編集し配信する」という非常にシンプルなもので、「事実」の品質には限界があります。事実以上の事実を伝えたら、それは一般的にねつ造と言われますね。(まあそれを平気でやってる新聞社が普通に存在する現状もどうかと思いますが)

したがって、品質を上げるのはもっぱら「編集」の部分になりますが、ここには紙面という物理的な制約が存在します。例えば紙面では一言で「9・11でアルカイダがアメリカに犯行声明を出しました」と書かれますが、これを背景となる過去のいきさつまで説明すると、おそらく専門書が一冊仕上がる量が必要となるでしょう。そこでニュースバリューや編集方針をもとに、ばっさりと事実の大部分を切り捨てる事となります。

もちろんそれが悪いという話ではありません。ここで言いたいのは、純粋に物理的な制約が存在しまた同業他社もほぼ同レベルの制約を受ける以上、一社のみが品質面で絶対的優位に立つことは難しい、という事です。上限が決まっているところにコストをかけて突進するのは、ハイリスクローリターンとしか言いようがありません。

さあ、八方ふさがりです。困りましたね。あー困った困った。(鼻をほじりつつ)

そこで私は考えました!公共性を持つ(らしい)マスメディア業界のみに許される、空前絶後の画期的解決法です。     なにもしない。     はいそこ、怒ってモニタを殴りつけない。かなり真面目に考えての結論です。

それに決して全く何もしない訳ではありませんよ。人減らしして収益(もしくは企業全体として許容範囲内の赤字)に見合うだけの規模に大幅縮小するのです。そもそも赤字部門や低収益部門は経営を圧迫するから問題となるのですが、逆に言えば経営を圧迫しない程度の赤字は、大義名分があれば許されるのです。

その上でこれまで通り、イベントの参加人数を水増ししたり、アメリカ国務省の発表を切り張り&曲解して真逆の方向に話を持っていったり、中学生の作文以下の社説・コラムを掲載すればいいのです。夢のような話じゃないですか。

え?そんな都合の良い大義名分があるのかって?あるじゃないですか、新聞の中の人がよく言う「公共性」やら「社会の木鐸」やら「文化的機能」やらが。足りない収益は、新聞以外のメディアをあらゆる手段で売り飛ばして補填すれば、何の問題もありません。

幸いにも、一般的な企業や団体では新聞を複数紙購読するのが当たり前ですし、減少する一方とは言え社会人が全く読まなくなるということはあり得ないので、必ずどこかで減少の底があるはずです。そこでバランスするよう組織の規模を再編すれば、十分に生き残ることはできるはずです。どこに底があるかは私の知ったこっちゃありませんが。

パーフェクトかつブリリアントでマーベラスな戦略です。Helminth型戦略とでも名付けて、ビジネスモデル特許を申請したいくらいです。実際は出版社における文芸誌が既にそういう存在なので、公知の技術として申請却下されると思うけど。   そんな事はあり得ないと思いますか?

朝日新聞社 本業不振で純利益85%減(※オリジナル閲覧不可のため孫引き)

(略) 次に朝日新聞社単体で見ると売上高が1,967億円であり前年比1.4%の減少とこちらもまずまずの成績。しかし中間純利益は7億しかなく、前年比85%減と大幅減益になった。営業利益は34億と前年比63.8%減であり、やはり本業不振が主因である。 中間純利益について見ると、連結ベースでの減少額は前年比39億81百万であるのに対して単体は前年比44億26百万の減少である。この点から、親会社である朝日新聞社は大幅減益であるが、他の子会社は増益であり親会社がグループ全体の足を引っ張っているというグループの状態が読み取れる。

でも私はこんな記事を読むと十分ありえる話だと思います。  

まー、本当のところは売り上げ部数が上がった(量的変化)時点で、コンテンツの意義を再定義(質的変化)しておけば良かったっつー身も蓋もない話なんですが、ふんぞり返っているうちにPoint of NoReturnは遙か向こうに行ってしまったという訳で、今後はせいぜい悶えながら悪あがきすればいいと思うよ。

◎すべてのまとめ

  • 一般的な方法論では新聞社に生きる道はない。
  • 社会的機能をエクスキューズとして余生をすごせばいいじゃない。
  • 絶望にィィィ!身をよじれェェェ!!この虫けらどもォォォォォ!

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2007.11.21

メディウム(2)

前回の続きです

賢い人は「前回のまとめからすると、疑問の出発点である”なぜ新聞は売れないのか”という話は、時代の流れだからしょうがない、って事で終わるんじゃね?」と気づくかもしれませんが、そういう声は華麗にスルーして、今後新聞社を始めとしたマスメディアは、どのような戦略をとればいいのかについて考えてみたいと思います。

でその前に、いきなりかつこの期に及んでの余談なんですが、「マスメディア」って何ですかね?

辞書的には概ね「不特定多数の大衆に向けて情報を伝達する媒体」というような説明がなされていますが、これを読んでもなんだかよく分かりません。不特定多数に情報をぶちまけていれば何でもマスメディアですか?ゴシップ週刊誌もマスメディアに入りますか?ミニコミ誌を作っている人達はマスメディアの中の人と考えていいのですか?ブログはどうですか?バナナはおやつに入りますか?山は死にますか?

諸説または学術的な定説があるかと思いますが、この一連のエントリでは強引に


  • 一定の情報収集能力を持つ

  • 相当数の大衆に向けて情報を発信する

  • 適度な公共性を持つ


という属性を持ったメディア、と定義したいと思います。この定義に大した根拠はないのですが(えー)そこそこ妥当なフィルタとして、「マスメディア」と呼ばれる集団のS/N比を上げてくれるんじゃないかと思います。

ちなみに「一定」とか「相当数」とか「適度」に具体的な数値目標はありません。「空気読める人なら賛成できる」とか「周りの人達はなんとなく認めてくれる」程度に考えればいいと思います。どうせ誰も定量的に語れないしー。

ついでなので「インターネットはマスメディアになりうるのか?」という点にも触れておきたいと思います。

まずここで注意しなければいけないのは、TVや新聞・雑誌で「インターネット」が語られるとき、「インフラとしてのインターネット」と「コンテンツとしてのインターネット」が混用される事がしばしばある、という点です。「インフラとしてのインターネット」とは基盤(媒体=メディアよりもう少し広い概念)としてのインターネットを指し、「コンテンツとしてのインターネット」は、その上で展開される有象無象のWebサイト、ブログ、資料等を意味します。

この混用の例として割とありがちなものが「我がhogehoge新聞はインターネットとの融合でフンダララ」のようなフレーズです。

ここでインターネット=インフラとして読むと、新聞が基盤技術と融合と言われてもそれなんて塊魂?ですし、インターネット=コンテンツとして読むと、新聞の紙面をクリックするとどっかにハイパーリンクで飛んでくれるの?という気分になってしまいます。(よって、上記のフレーズは「我がhogehoge新聞は情報基盤であるインターネットを利用し、またWebサイトと連携することでフンダララ」程度が妥当な表現ではないでしょうか)

よって「インターネットはマスメディアになりうるのか?」という話は即ち、コンテンツとしてのインターネットはマスメディアになりうるのか、という話である事が分かります。

私が思うに、正直それはちょっと無理じゃなかろうかと。

まず、インターネット上の個々のコンテンツは、必ずしもマスを閲覧対象とはしていません。超絶無比にニッチな層を相手にしていたり、特定の会員を対象のみを囲い込む形式で運営されているコンテンツが決して少なくないのです。あるいは個人の日記やこのブログのように、一体誰を相手にしているか分からないものも数多く存在します。

もちろんいわゆる大手マスコミ以外でも、個人で不特定多数に向けて信頼性のある情報を発信しているコンテンツも存在しますし、先に挙げたようなマスを対象としていないコンテンツが、結果論的にある日突然マスメディア的に注目されることもあるでしょう。しかしこれらは非常に限られた例だと断言してもいいくらいの比率ですし、全体として統一的なルールで構成・編集される事はありません。

つまり、コンテンツの総体としてはマスメディア的な役割を持つ場合もあるが、個々のコンテンツは玉石混淆のカオスだよ~ん、という事です(実はそこが最大のメリットなのですが)まあせいぜいが「総体としてみるとマスメディアに似た何かっぽい時がある」という程度じゃないでしょうか。

 
えーっと、例によって話が明後日の方向に向いてきたので今日はここまで。
 
 
◎ここまでのまとめ


  • マスメディアはそこそこの情報収集能力とそこそこの発信対象とそこそこの公共性を持つっぽい。

  • 「インターネット」という言葉にはインフラとコンテンツという2つの意味があるので混用してはいけません。

  • インターネットがマスメディアと呼ばれる日は多分来ない。

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2007.11.18

メディウム(1)

先日某サイト管理人さんから、アジアリーグ観戦のため上京するついでにオフ会的な集まりがあるかけど来るか、とのお誘いを受けました。いつかの結婚式以来でもあり、せっかくだったので参加させてもらうことにしました。

もちろんこの時点では、他に誰が参加するのか、どこで飲み会があるのかは不明です。むしろ主催者本人がノープランであることを確信していたのですが、とりあえず新宿方面に行けば何とかなるだろー、と電車に飛び乗りました。すると途中で「ホテルが赤坂だからそこまで来い」との連絡が。素直に赤坂まで東京メトロでGOです。

プルルルルルルル
「あ、管理人さんっすか?のたです。いま赤坂着きました」
「早いな。いま永田町であと一駅だから待っててよ」
「うい」
……ってあれ?永田町から一駅ってそれ…

プルルルルルルル
「あ、ごめん。赤坂じゃなくて赤坂見附だった」
「だー。何つーお約束な間違いを。タンピンとタンピン三色くらい違いますよ、それ」
「いやそんなに違わないよ。チートイとチートイドラドラくらいs」
「うるせえ」

などという相変わらずなやりとりがあったとか無かったとか。その後はまあよくある飲み会で、何かの間違いでこのブログを見ている人達の大部分にとっては「はあそうですか」としか言えない内容なので割愛します。

が、その中で某管理人さんがポロッと漏らした「なぜみんな新聞を買わなくなったんだろうか」という一言に非常に興味を惹かれました。私もさんざん新聞をネタとして益体のないことを書き散らしている訳で、そのあたりをちょっとまとめてみようかな、と。

とはいえ、あまり手を広げすぎても私の能力を超えて拡散していくのは火を見るより明らかなので、ここでは新聞を中心としたマスメディアをとりまく環境と立ち位置、さらに今後マスメディアが選択可能な戦略という点に絞って考えてみたいと思います。

マスメディアをとりまく環境と立ち位置

えー、正直ここら辺の話は手垢がつきまくってるのであまり深くつっこみません。価値観の多様化だの、インターネットによる情報技術の革新だの、さももの凄いことが起きてるように語られるのですが、実はそんな大したことではないのです。

単に、世の中に供給される情報が需要を大幅に上回っている、というだけの話です。

物価を情報の価値、貨幣を情報収集に費やすコストと見立てた場合、マクロ経済におけるデフレーションが起きているみたいな感じです。あるいは「情報のコモディティ化がおきている」なんて言うと、胡散臭いSIerみたいでちょっとイイ感じす。ちなみに私が事あるごとに「マスメディアは自分たちが便所の落書きになったことを自覚しる」と言うのは、このあたりが根拠になっていたりします。

で、その原因はというと……えーっと…よく分かりません。(えー)

というか、正直そんなことを考えても大して意義は無いように思います。マスメディアの自業自得かというとそれにしてはあまりにも劇的に変化し過ぎですし、マスコミュニケーションの受け手の変化かと言われても正直ピンと来ません。そもそもそんな事を考えても、今後のマスメディアがとりうる戦略について何ら参考にはなりませんし、何かに応用できる訳でもありません。そんな事を考えるくらいなら、昔つきあってた子にふられた原因を考える方がよほど有意義じゃなかろうか。

あ、ここで「インターネットによる情報の氾濫がフンダララ」と言う人もいますが、それはちょっと安易だと思います。少なくともWW2以降、情報の流動化は皆が望んでいた事であって、インターネットは最後の一押しだったという方が適切ではないでしょうか。まあ直近に起きた出来事に原因を求めて、思考を停止したい気持ちは理解できますが。

まあ、強いて言うのであれば「情報のコモディティ化はその利用者の総意により、成るべくして成った」みたいな。

 
普段使わない頭の部分を使って脳みそがこむら返りをおこしそうなので今回はここまでとします。
 
 
◎ここまでのまとめ


  • ただいま情報デフレまたは情報のコモディティ化が絶賛進行中。

  • でもそれは皆が望んだ結果なのよねー。

  • 赤坂と赤坂見附は別の駅です。


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2007.11.07

何があったか憶えてないの 右手にペンを握りしめ

某所からの拾い物。
どうやら毎日新聞は小沢党首からのメディア批判を真摯に受け止め、社会の木鐸としての責務に目覚めたようです。

111 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/06(火) 23:51:24 ID:Hj3Vzoqc まだ信者が残っているぞ。我が代表は安泰だ!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071106-00000140-mai-pol
 一方、小沢氏の党首としての力量を評価してきた千葉県浦安市の大学病院非常勤医師、丹下剛さん(65)は「年金問題や相次ぐ官僚の汚職からも政権交代の必要性は感じる。引き続き期待したい」と語り、今回の小沢氏の動きについては「策士の小沢氏なら納得できる」と理解を示した。

 京都市の設計士、近藤容併さん(27)も「容認派」だ。「大連立を組んで政権奪取に近づこうとしていたのだろう。党内部では批判が多いようだが、そこにリーダーシップを感じるので、小沢さんは続投するべきだと思っていた」と安堵(あんど)した。

 
114 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/06(火) 23:52:53 ID:SuGPF3EG
>千葉県浦安市の大学病院 非常勤医師、丹下剛さん(65)
>京都市の設計士、近藤容併さん(27)

こんな人の意見を載せるだけで記事に出来るなんて
韓国メディアじゃあるまいし

 
121 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 00:06:40 ID:N+mBBqPg
>>114
ttp://members.jcom.home.ne.jp/tange-kouenkai/
もしかして、こいつか?
 
 
183 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 01:35:03 ID:Fo+Khnlm
>>121
ちょっwwwww年齢とプロフィールが完全に一致wwwww

 
185 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 01:38:52 ID:ZEd9zyvw
>>123
無所属の浦安市議会議員のようですが
民主党の方と仲が悪くないようですねw
 
 
209 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 02:05:52 ID:UxH/n49o
>>185
浦安市長選に民主推薦で出てたらしいな。残念ながら落ちたけど_

 
210 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 02:17:01 ID:y9XblPSO
>>111
>>209
これってバックヤードを隠してさも一般人のように扱うのって物凄く問題だよなあ。
 
 
211 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 02:28:06 ID:VVEvic5i
>>210
与党や企業がやったらえらい騒ぎになる。
でも軽くスルーさせるのが我が党の実力であります。
 

254 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 08:09:39 ID:YNdf7nZI
>>210
安倍政権のとき、何だっけあれは。トーク何とかだっけ?
国民といっしょに懇談しましょうみたいな集まりに、出来レースだったとか都合のよい人選してたとかで、
国会質疑とマスコミで叩きまくったことがあったよなぁー。
自分たちはもっと酷いことを堂々としている、この厚顔無恥さがなんともいえん。

ほんとに前政権はあらゆることが針小棒大にして叩かれていたな……
 

259 名前:日出づる処の名無し[sage] 投稿日:2007/11/07(水) 08:38:43 ID:YBYXxx7B
>>210
かつて基地外投稿スレで「私は名もなき一市民ですが…」と書いた人間が実はバリバリのプロ市民でしたと同じだわな。

ほとぼりが醒めたとでも思ってるんでしょう_

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2007.11.06

美味しい陰謀

国内事情がなにやら香ばしい状態になってきました。それに伴い、あちこちで陰謀論が囁かれるようになったので、ちょこちょこその辺をチェックしてみたのですが、正直物足りないと思います。

おおむね「日本を搾取したいユダヤだかフリーメーソンだかがCIAとナベツネを使って圧力をかけた。とどめとして来日したロックフェラーが直接オジャワさんを脅迫、進退窮まったオジャワさん泣く泣く辞意表明」という筋書きなのですが、これでは筋書きや設定が荒すぎてガッカリです。

ロックフェラーが来日という大ネタがあっても、これを直接的にストーリーに結びつけるようでは、逆に「闇の巨大組織の首領って随分尻が軽いんじゃね?」というイメージを与えてしまいます。

また、闇の巨大組織による年金や郵貯資産搾取などと言う設定もいかがなものか。ここら辺を手中に収めるには資金の運用を任されるという手段しかない訳で、世界征服をたくらむ悪の巨大組織が、タダの働き者の運用担当者へと貶められてしまうではありませんか。え?運用で損失を出したように偽装して、その分をポッケナイナイすればいいって?実績至上主義な世界でわざわざ名声を落としてどうするよ。

こんなものは本物の陰謀論ではない!1週間後にもう一度来てください。オレが本物の陰謀論を見せて差し上げますよ。

 
ってこんなネタ、1週間も引っ張るのは馬鹿馬鹿しいので、そこら辺でテキトーに拾ってきたものを集めて陰謀論をでっち上げてみようと思います。

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江ノ島方面に買った終の棲家で楽隠居を決め込もうと思っていた福田さん、周りに押されて渋々首相に。自身の石油商社勤務経験から、現状の日本が世界のエネルギー戦略においてどういう立ち位置にいるか骨身に染みて理解している故に、旧社会党と化した民主党の馬鹿っぷりに、深く静かに大激怒。中国上海閥に群がる利権の亡者及びその代表的集団である旧経世会の抹殺を決意。

まずは小泉-安倍ラインの成果である総連の裏帳簿と、故松岡さんが遺したデスノートを手みやげに、上海閥と敵対する北京閥の長にして中国共産党のトップ、胡錦濤とタッグ結成。裏金の流れを押さえられた上海閥の長、江沢民親子は脱税によりタイーホ。

返す刀で、同じ資料と江沢民親子の金の流れを元に、馬の首代わりのメッセージとして、ODA利権絡みの不正取引を名目にパシフィックコンサルタンツインターナショナルを血祭りに。もちろんメッセージは血文字で「旧経世会、次はお前らだ」

外堀を埋めた福田首相、しれっと党首会談を「お願い」 二重音声で「小便はすませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?」と聞こえるのは多分気のせい。多分気のせいだけどとっても気になる小沢さん、安倍前首相の時に言い放った台詞を忘れたかのように党首会談を快諾。

党首会談で裏金の流れと裏帳簿・デスノートという鞭を突きつけつつ、民主党への大臣の椅子という飴をちらつかせ、あうんの呼吸で連立を提示。恐怖と権力欲に絡め取られた小沢さん、とっても心が揺らぐ。しかし憤懣やるかたない福田首相はそれほど甘くなく、会談の合間に連立をリークして民主党への揺さぶりをかける。

もともと単なる烏合の衆もとい選挙互助会である民主党、小沢さんが持ち帰った連立案に上から下へ大騒ぎ。伊吹さん、町村さんによるバックアップ発言でさらに追い打ち。さすがの小沢さんも、単独で政権を取れると信じて疑わない民主党のピュアっぷりに愛想を尽かし、辞意表明。

小沢さん無しでは選挙に勝てない事だけは理解している民主党執行部の必至の説得。翻意しようがしまいが、事ここに至っては進むも地獄、帰るも地獄。狭間に揺れる小沢さんの心。

物陰には小沢さん・河野さんを塀の向こうに叩き込むべく、二の矢・三の矢をつがえ青筋立てて待ちかまえる福田首相。背後には政敵抹殺に成功し何かとコネをゲットした胡錦濤が妖しく微笑む。

―風雨増すコップの中の嵐。個々人の思惑が織りなす血塗られたアラベスク。縦糸が国内事情なら横糸は欧米の意志か。

不気味に姿を隠す銀髪紳士と口の曲がった薔薇乙女。ちょっと涙目な光の戦士。つかの間の春にひたる民主党左派。牙をむく新自由主義。

錯綜、戦慄、安堵、そして衝撃。

 
日本の、世界の明日はどっちだ―
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真のエンターテイメント不在といわれる現在、大衆が求めているのはこれくらいロマンとドラマにあふれたストーリーだと思います。
 

え?
いやだなあ、根も葉もないただの陰謀論に決まってるじゃないですか。

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2007.11.04

中東方面とかいろいろ

日本国内が何かと香ばしい状態ですがそれはさておき、ここのところ中東関連あたりのヲチネタが溜まってきたのでポツポツといくつか書き留めてみようかと思います。

テロ特措法最後の給油、パキスタン艦に(2007.10.30 読売新聞)

 【インド洋北部、海上自衛隊補給艦「ときわ」艦上=本間圭一】インド洋で海上自衛隊が活動する根拠であるテロ対策特別措置法の期限が11月1日に切れるのを目前に、海自の補給艦「ときわ」が29日午後(日本時間同日夜)、現行法に基づく最後の洋上補給を行った。

遂に一旦撤退となってしまいました。

最後の給油を受けたパキスタン軍の駆逐艦の甲板では、パキスタン兵らが英語で「自由のための燃料 ときわ ありがとう」とのポスターを掲げ、海自隊員らを感激させた。

普段「日本は真の国際貢献を!」と言ってる人達は、なぜかこういう風景にはコメントしないようです。不思議ですね。

あ、ちなみにたまに「日本はアメリカから市価の3倍近い値段で燃料を買わせれているのだー」という話を見かけますが、現時点では一切ソースがない与太話なのでしっかり眉毛に唾をつけておいてください。民主党のはらぐちぇ先生は「キロリットルあたり6000円も高い!」とか言ってましたが、それでもリッターあたり6円ですな。契約日によっても値段が違うので、どう比較してるのかも興味深いのですが。っつーか軍用燃料の市価ってなんだ?
 
 
日本のタンカー、海賊がソマリア沖で乗っ取る(2007.10.30 読売新聞)

 【シンガポール=花田吉雄】国際海事局(IMB)海賊情報センター(クアラルンプール)によると、アフリカ東部ソマリア沖のアデン湾で日本時間28日午前11時16分、パナマ船籍で日本企業が所有するケミカルタンカー「ゴールデン・ノリ」(6253トン)から、「海賊に乗っ取られた」との救難信号が入った。

ご存じないかもしれませんが、海賊って現在も存在するのです。といっても、ドクロの旗かかげた船でフック状の義手をぶんぶん振り回してる訳ではなくて、ロケット砲や自動小銃で武装した強盗集団ですが。こいつら、かつて米国イージス艦にガチで喧嘩を売って一勝一敗となかなか侮れません。

現在、乗っ取られたタンカーはこれまた米国イージス艦アーレイバークが絶賛追跡中の模様。たぶん速度31ノットで。
 
 
海自給油:継続訴え12カ国大使が国会議員に説明会(2007.10.31 毎日新聞)

 インド洋で約6年間、海上自衛隊が行ってきた給油活動について、給油を受けてきた米国など12カ国の大使らが31日午前、東京都内のカナダ大使館で、日本の国会議員全員に呼び掛けて、給油継続の必要性を訴える説明会を開き、与野党議員計約70人が出席した。
(中略)
米英独仏などインド洋で海上阻止活動を行っている計11カ国とアフガニスタンの計12カ国の共催で、大使や武官などが出席。ただ、日本側の参加者は自民の約50人に対し、民主は代表派遣の6人だけで、与野党の対応に温度差が表れた。

アフガニスタンを含む12カ国の代表が日本のために「てろりすとでもわかる きゅうゆかつどうのじゅうようせいにかんするおべんきょうかい」を開いてくれますた。しかもこれ、国会審議に影響がないようにわざわざそれよりも前に開催してくれています。ちなみに民主党の出席者は、内閣ごっこもといネクストキャビネットの外交関係役職(役職なのか?)の面々かと思われます。

 日本側から「日本が今できるのは元兵士の武装解除や社会復帰などではないか」(民主党議員)との質問が出たのに対し、アフガニスタン大使は「給油活動に限らず、いろいろな支援をお願いしたい」と答えたという。

えー、日本国政府がアフガニスタンに対し、すでに1400億円を超える支援をしてる上で、さらに先日240億円の支援を決定した事もロクに理解していない馬鹿共を相手にさせてごめんなさい。各国大使にはこの場を借りて、勝手に日本国を代表してお詫びを申し上げます。
 
 
パキスタンで非常事態宣言(2007.11.3 日経新聞)

 【ラホール(パキスタン東部)=山田剛】パキスタン国営テレビは3日、ムシャラフ大統領が陸軍参謀長として非常事態を宣言したと報じた。憲法を停止し、事実上の戒厳令を敷いたという。ムシャラフ大統領の再選を巡る違憲審理を進める最高裁の権限を停止するなど超法規的措置を導入し、暫定的に大統領自身の任期を延長する狙いとみられる。野党や反大統領派による反発や、米国など国際社会からの批判が高まるのは確実で、パキスタン情勢が一気に緊迫化する可能性もある。

ちょっときな臭い感じになってきました。再選絡みで最高裁に目をつけられてたってのは記事の通りですが、ここのところ大統領宅付近で自爆テロとか、何かと危険な雰囲気もあったり。動向によってはあちこちに激しい影響がありそうな。

OEFで一時的に握手している不倶戴天の敵、インドは

India regrets 'difficult times' in Pakistan(2007.11.3 Khabrein)

As expected, the Indian government chose to play safe and not condemn the emergency that could give the regime in Pakistan sweeping powers of arrests involving muzzling of civil liberties and human rights.

(超訳)
インド政府ってばパキスタンの非常事態宣言を非難しなかったざます。そのあたりの態度は想定内ざます。

と、割と生温かく見守っているようですが。
 
 
さて、ホントは他にも「普段は日本の識者がありがたがってるエコノミスト誌に『日本は外交を政局の具にすんな』と指摘されるも、なぜか識者全員総スルー」とか「知人の知人がテロリストっつーより、お兄さんのお友達であるペシャワール会の中の人はテロリストの広報部門っつー感じじゃね?」とか、色々あるのですが面倒臭いので放置します。

では最後に、日本が世界に誇る一発芸芸人集団の最新ネタで締めたいと思います。

民主党参議院議員 円より子
「お金がないなら金利を上げればいいじゃない」

日本が低金利を続けているために、円の実効為替レートは22年ぶりの「円安」です。低金利でもデフレから脱却できず、官も民も米国債などドルや海外で資金を運用せざるを得ない状況が続いています。

金利が上がれば国債の利払いにも影響があるでしょう。しかし、国民が保有する金融資産1500兆円が、3%の利回りで運用されるだけで、わざわざ国民の懐を痛める消費税を上げて数兆円の財源を確保する必要性だってなくなる額になるのです。

すげー、金利を上げると金がザクザク湧いてくるのか。金利を上げるとローンを抱えた国民の懐が激しく痛むような気がするのは、きっと気のせいですね。

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